(前編からのつづき)

 都道府県庁所在都市の最高路線価では、1位が東京・中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で、1平方メートル当たりの路線価は昨年分から3.6%上昇の4,424万円となり、以下、大阪・北区角田町の「御堂筋」2,024万円(増減率+5.4%)、横浜市西区南幸1丁目の「横浜駅西口バスターミナル前通り」1,696万円(同+1.0%)、名古屋市中村区名駅1丁目「名駅通り」1,288万円(同+0.6%)と続きました。

 2024年分の路線価は3年連続の上昇となりましたが、その要因として、コロナ禍の回復基調が鮮明となり、人流の増加などで観光地や繁華街などでプラスに転じたことが挙がっております。
 インバウンド(訪日外国人)が各地で活況となり、上昇地点が広がったことや、東京都心の住宅価格の高騰を背景に、首都圏近郊の住宅地も上昇が続き、コロナ禍から回復した飲食店等をはじめとした繁華街や商業地で地価が上昇した地点が多くなった模様です。
 今後の動向に注目です。

(注意)
 上記の記載内容は、令和6年7月8日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。